失敗しないサプリメントの選び方
普段の生活で不足しがちな栄養素の補足や個人的に強化・維持したい身体および体調のサポートとして、いまや誰もが気軽にサプリメントを利用しています。
しかし、コンビニやドラッグストア、ネット通販など24時間いつでも手軽に入手できるサプリメントは、その気軽さゆえについつい商品の安全性や成分などを深く注意することなく利用してしまいがちです。
そこで、失敗しないサプリメントの基本的な選び方をここで紹介します。
サプリメントは健康食品
そもそもサプリメントは健康食品であって、決して医薬品ではありません。
サプリメント自体の安全性や期待できる効果、有効性などについて公的な保証は一切ありません。サプリメントの安全性や有効性についてはそれぞれの製造者や販売者などに依存しています。
つまり、サプリメントが安全かどうかは購入する度に自分で事前確認しなければならず、基本的に自己責任が原則です。従って、購入する時には必ず自分で表示や安全性、製造者・販売者などを厳しくチェックするようにしましょう。
成分名や含有量を確認する
当たり前ですが、各サプリメントの違いはどんな成分がどれくらい配合されているかですね。ですから、まず最初にここをチェックしましょう。
サプリメントの安全性や効果は、その成分と含有量によって決まります。例えば同じ成分でも、含有量が違うだけで体への影響や安全性が変わってくるのです。
ですから、成分名と含有量がきちんと記載されているかを確認してください。もし、成分名が記載されていても含有量が書かれていない場合はその安全性に疑問が残りますので、きちんと問合せて確認しましょう。
また、成分表示で「○○エキス配合」「××抽出物」「△△酵素」「◎◎菌」「○△粉末」などと記載がある場合も要注意です。このような表示はよく見ますし一見問題ないように思えますが、実は各原材料に含まれる具体的な物質名がわからない場合があるのです。ですからこの場合も、製造元などに問合せてきちんと確認するようにしましょう。
違法品・ニセモノ品に注意
特にインターネット通販では様々なサプリメントが簡単に入手可能です。ネット上で販売されている商品の中には、違法に薬の成分を添加した「無承認無許可医薬品」のような違法品や、正規品ではないニセモノ品も出回っています。
直接体内に摂取するサプリメントの場合、配合されている成分や含有量によっては実際に健康被害に遭う可能性がありますし、最悪の場合は死に至るケースも少なからずあり得ます。
これら違法品やニセモノ品をつかまないためには、例えば「○○が治る」「△△に効く」などのように薬であるかのような表示や表現をしている商品や、個人輸入品はなるべく避けるように心がけましょう。また、ニセモノ品をつかまないためには公式サイトから購入するとよいでしょう。
尚、厚生労働省の公式サイト内に最新の健康食品被害情報が公開されていますので、チェックしてみてください。(「健康被害情報・無承認無許可医薬品情報」ページ)
問い合わせ先を確認する
購入したサプリに関する疑問や不明点などがあった場合のために、サプリメントには問い合わせ先(製造者・販売者・輸入者など)を記載することが食品衛生法で決められています。もし問い合わせ先の記載がない場合は購入を控えた方がよいでしょう。
また、成分表示や効果などサプリメントに関して少しでも疑問があれば、購入前に問い合わせ先に連絡してきちんと確認するようにしてください。
公式サイトから購入する
最後に、サプリメントをネット購入する場合ですが、各サプリメントの公式サイトから購入されることをおすすめします。
その理由としては以下のようなことが挙げられます。
1.ニセモノ品をつかまされる可能性がまずない
2.万が一、安全性や品質などに問題があった場合の責任問題
3.Amazon、楽天市場など他サイトでの取扱いがない場合が多い
4.大抵、公式サイトでの購入が最安値
5.公式サイトならではの特典がある
これだけネット通販が発達している今にあって、サプリメントは大抵の品物は売っているAmazonや楽天市場でも取り扱いがないケースが多々あります。また、仮に売っていたとしても品質が保証されていないコピー商品やノーブランド品である場合も少なくありません。
その点公式サイトならきちんとした正規品を購入できますし、仮に購入したサプリに問題があった場合であっても堂々と責任を追及することも可能です。さらに、製造元や販売元が相手であれば適切に対応してくれるという期待が持てます。
また、意外かもしれませんが実は公式サイトで購入するのが最安値の場合が多く、さらに割引キャンペーンや無料のおまけ特典などを頻繁に実施しているのも公式サイトならではです。
ですから、特別な理由がある場合を除いて、サプリメントは公式サイトから購入されることをおすすめいたします。
【情報参照元:厚生労働省「健康食品の正しい利用法」より】